50代男性です。趣味で週に1回テニスをしていますが、3ヶ月ほど前からテニス後に右膝の痛みを感じるようになりました。最近は膝が腫れて水がたまることもあります。
先日、整形外科を受診してレントゲンを撮ったところ、初期の変形性膝関節症と言われ、その場で水を抜いてもらいました。
テニスは生きがいなので今後も続けたいのですが、このまま無理をしてプレーを続けると症状がさらに悪化してしまうのではないかととても不安です。このような状態でもテニスを楽しく続けるための治療法や選択肢はあるのでしょうか?
まず押さえるポイント
膝に水がたまるのは、関節を包む滑膜(かつまく)という組織が炎症を起こし、通常1〜3mL程度の関節液が異常に増えている状態です。医師の診察や検査なしでは、軟骨や半月板の損傷といった根本原因を把握できません。そのため、自己判断で湿布や痛み止めを使い続けると、症状が長引くことがあります。少しでも不安を感じたら、まずは無料でんわ相談からお気軽にお問い合わせください。考えられる原因
軟骨の摩耗と炎症
50代以降は加齢に伴う軟骨のすり減りが進みやすく、テニスの激しい動きで削られた細かい破片が滑膜を刺激し、炎症を引き起こして水がたまります。半月板の損傷
急なストップや方向転換の多いテニスは、膝の衝撃を和らげる半月板に強い負荷がかかります。これが傷つくことで、テニス後の痛みが現れやすくなります。靭帯などへの負担
ジャンプの着地や力強い踏み込みにより、靭帯や周囲の組織にもダメージが蓄積し、膝の腫れや痛みにつながることがあります。今すぐできる対処
運動の休止とアイシング
痛みや熱感があるときは無理をせずテニスをお休みし、患部を冷やして炎症を鎮めましょう。プレースタイルの工夫
膝への負担が少ない打ち方を意識したり、ダブルス中心にしてコートの移動距離を減らすなどの工夫が有効です。筋力トレーニング
椅子に座って膝を伸ばし、数秒キープするような運動で太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)を鍛え、膝関節をサポートします。サポーターの着用
プレー中の関節のぐらつきを抑えるため、専用のサポーターを活用するのも一つの方法です。運動前後のケア
入念なストレッチで筋肉の柔軟性を高め、膝の痛みの改善や予防に努めましょう。受診の目安
【今すぐ受診が必要な場合】
体重をかけられないほどの激痛、強い腫れや熱感、膝が引っかかって動かない(ロッキング)、発熱を伴う場合は、早急に医療機関を受診してください。【近日中の受診を推奨】
数日休んでも痛みが引かない、水を抜いてもすぐにたまる状態を繰り返す場合は、専門医による詳しい診察をおすすめします。【様子見が可能】
一時的な軽い張り感や違和感のみであれば、数日安静にして様子を見てください。検査で分かること・治療の選択肢
レントゲンは骨の形を見るのには適していますが、軟骨や半月板などの柔らかい組織の状態はMRI検査を用いることでより詳細に確認できます。治療の選択肢としては、ヒアルロン酸注射やリハビリなどの保存療法のほか、ご自身の血液や皮下脂肪から抽出した成分を利用する再生医療なども考えられます。当院では、入院や手術を伴わず外来の関節内注射で完結する再生医療を中心にご提案しています。ただし、再生医療の効果には個人差があり、適応とならない場合もあるため、詳しい検査結果をもとに慎重に一人ひとりに合った治療方針を判断いたします。次の一歩
これからもテニスを楽しむためには、現在の膝のダメージを正確に知ることが非常に重要です。痛みが続く場合は、医療機関で診察を受け、医師の判断のもとMRIなどの画像検査で膝の状態を把握しましょう。その上で、原因に合った治療方針を検討することをおすすめします。当院では、患者さまの不安を解消できるよう初診時から治療後のアフターフォローまで丁寧にサポートいたします。
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