膝の水を抜いた後も痛みが残ります。どうすれば改善しますか?

情報提供医師

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尾辻 正樹 医師(横浜ひざ関節症クリニック 院長)日本整形外科学会認定 専門医

50代後半の者です。
もともと若い頃からひざが悪く、正座ができません。そんな中、1年ほど前にゴルフ場でティグラウンドを降りる際、右ひざを突っ張ると痛みがでました。

その数ヶ月後に山菜を採りに行って、急な下りで足を突っ張ったところ、今度は激痛が走りました。整形外科で水を抜くなどして経過を見ても改善しなかったため、MRI画像を撮影して大病院を受診したところ、半月版損傷と診断を受け、「年齢のこともあり年相応に磨り減っている。上手に付き合っていくしかない」と言われました。

どうしても痛みが取れないので、別の医院を受診したところ、半月版ではなく「骨がぶつかり炎症を起こしている」との診断を受けました。以降、日常的に20CCの水を抜き続け、1年が経過。最近は3CCと減っていますが、歩くと痛みがあり、右だけでなく左のひざ裏まで痛むようになりました。両足も伸びないので、ひざを曲げた状態で歩くようになってしまっています。
何とか改善の方法はないでしょうか?

どうしても痛みが取れないので、別の医院を受診したところ、半月版ではなく「骨がぶつかり炎症を起こしている」との診断を受けました。以降、日常的に20CCの水を抜き続け、1年が経過。最近は3CCと減っていますが、歩くと痛みがあり、右だけでなく左のひざ裏まで痛むようになりました。両足も伸びないので、ひざを曲げた状態で歩くようになってしまっています。
何とか改善の方法はないでしょうか?

長引く痛みでお辛い状態ですね。

骨がぶつかっていると診断されたとのことなので、変形性膝関節症を発症している可能性が考えられます。お送りいただいたメールの内容にもある通り、膝の水や伸びづらさが典型的な症状です。変形性膝関節症は半月板損傷から始まることが多いとされています。
筋トレやストレッチなどで筋力をつけたり、筋肉をほぐしたりする運動療法が効果的ですが、進行して痛みが消えなくなってしまうと、手術が標準的な治療となります。


膝に水が溜まる理由

膝は関節包という組織に覆われていて、内部は関節液という液体で満たされているのですが、その関節液が異常に増えてしまった状態が「膝に水が溜まった」状態です。関節液は、関節包の内側にある滑膜が炎症を起こすことで多量に分泌されます。

水を抜いても痛みが消えないのはなぜ?

痛みは水を抜いたからといって収まるわけではありません。痛みを抑えるには関節内の炎症を抑える必要があります。膝の水を抜いても痛みが残り、かつ何度も水がたまるような場合は、炎症が十分に抑えられていないと考えられます。
ただご相談者様は水の量が減ってきているとのことなので、炎症というよりは骨自体の損傷が痛みの原因になっているのかもしれません。こうなると手術の適応になってきます。

※膝に水が溜まる原因や対処法についてはこちらでも詳しくご紹介しています。↓
【コラム】膝に水が溜まったらすぐ対処しましょう! 専門医が理由を解説

膝の水を抜いた後、いつまで痛い?

処置後の痛みは、注射針を刺した刺激によるものなら数時間〜1日程度で落ち着くことが多いです。ただし、水が溜まる原因である関節の炎症が残っている場合は、数日〜痛みや違和感が続くことがあります。
目安として、痛みが強くなっていく、腫れや熱感が増える、発熱がある、数日たっても改善しない場合は、感染など別の原因も含めて早めに受診してください。

膝の水を抜いた後、歩いても大丈夫?

歩けるかどうかは状態によりますが、基本は当日はできるだけ負担を減らすのが安全です。短い距離をゆっくり歩く程度なら問題ないことも多い一方で、長時間の歩行、階段の昇り降り、しゃがみ込み、運動は痛みや腫れを悪化させることがあります。
歩くと痛みが強くなる、腫れが増える場合は無理をせず、安静と冷却を優先してください。歩行がつらいほどの痛みが続く場合は、原因の評価が必要です。

膝の水を抜いた後、お風呂・運転・仕事はいつから?

目安は「痛みが増えない範囲で」です。

お風呂:当日は長湯を避け、まずは短時間のシャワーから様子を見るのが無難です。温めて痛みが増す場合は控えてください。
運転:膝の曲げ伸ばしで痛みが出ない、踏み替えが問題なくできるなら再開できますが、処置当日は控える人が多いです。痛みが残る場合は無理に運転しないでください。
仕事:デスクワークは比較的早く再開できることが多い一方、立ち仕事・階段が多い仕事・重い物を扱う仕事は、当日〜数日は負担を減らす調整が必要です。

いずれも「動かすほど痛い」「腫れが増える」なら、無理に再開せず、安静と冷却を優先してください。

膝の水を抜くと癖になるって本当?

「水を抜くと癖になる」というより、正確には水が溜まる原因(関節の炎症)が残っていると再発しやすい、というのが実態です。水を抜く処置は、腫れや張りを軽くする目的として有効ですが、根本原因を治療しないと、痛みや水たまりは繰り返すことがあります。
大切なのは、水を抜いたあとに「なぜ水が溜まったのか」を確認し、原因に合わせた治療(薬・注射・リハビリなど)を組み合わせて炎症を落ち着かせることです。頻繁に繰り返す場合は、原因の再評価を含めて整形外科で相談すると安心です。

手術の前に検討する価値がある新しい治療法

手術をご希望でない場合、当院の治療でもお力になれる可能性があります。当院でご提供しているのはPRP-FD注射や培養幹細胞治療といった先進的な治療法です。炎症や痛みを抑える効果があり、水がたまるという症状の改善も期待できます。
お膝の痛みが重症化してしまった方も大勢お越しになりますし、まだ手術の段階ではないけれど、いずれ手術が必要となるのを回避したいと考え、早めに治療を始めるという方もいらっしゃいます。早期に状態を確認し、メンテナンスを行うことが重要と考えています。

当院の治療法に関して、もしもご興味お持ちいただけましたら、ぜひ一度カウンセリングへお越しいただければと思います。お膝の状態をしっかりと拝見したうえで、最も適した治療をご提案いたします。
当院では、来院日にMRI検査と医師の診断が受けられる『MRI即日診断』を行っています。お辛い痛みをなるべく早く解消させられるよう、ご案内させていただきます。

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