培養幹細胞治療とPRP-FD注射は何が違うのでしょうか?

情報提供医師

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尾辻 正樹 医師(横浜ひざ関節症クリニック 院長)日本整形外科学会認定 専門医

私の認識では、培養幹細胞治療とは、脂肪から幹細胞を取り出し培養して行うもの。
PRPは、血液から血小板を取り出したものを患部に戻す治療、という認識です。
この2つはどういう点が違うのでしょうか?
また、膝の状態によってどちらが有効というのがあるのでしょうか?

培養幹細胞治療は、まずは脂肪採取を行い、その中にある幹細胞のみを培養した後に、その幹細胞を関節内へ注射で戻します。
PRP-FD注射は、処置は採血のみで、血液中の血小板の成分のみを加工し、関節内へ注射で戻して治療を行います。
膝の変形の程度が軽度であれば、PRP-FDでも効果が十分に得られると思いますが、変形が強くなると培養幹細胞治療を選択肢に入れて頂ければ良いかと思います。

※培養幹細胞治療やPRP-FDについてはこちらでも詳しくご紹介しています。↓
ひざ関節への培養幹細胞治療の効果は?【メリットとデメリット】
PRP療法が膝の痛みに果たす役割とは? | 整形外科専門医コラム

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