夫が整形外科で、初期の変形性膝関節症と診断されました。歩き始めに痛むそうですが、いまはひざにたまった水を定期的に抜いてもらっており、それで痛みは治まっているようです。
夫は建設現場で仕事をしており、かなり重い荷物を運んだりしています。そこで伺いたいのですが、仕事をするうえでしてはいけない、気を付けたほうが良い動作などはありますでしょうか?

変形性膝関節症と診断された方は、ひざに負担をかけない生活を心掛けることが大切です。

■ひざに負担がかかりやすい仕事
建設現場は足場の不安定な場所を歩いたり、お話にあるように重いものを運ばれたりするので、ひざ関節に負担がかかりやすいお仕事と言えます。以下で変形性膝関節症の方はなるべく避けた方がいい動作と、お仕事をご紹介します。

●重いものを運ぶ仕事(建設現場、引っ越し業者など)
重い荷物を運ぶことで、ひざにかかる負担も大きくなります。時々であれば大きな問題はありませんが、仕事で日常的に重い荷物を運ぶことが多い方は、肥満の方と同じように常にひざに負担がかかってしまうので、注意が必要です。当院にはご質問者様の旦那様と同じように、建設現場でお仕事をされていて、変形性膝関節症に悩んでいるという方のご相談やご来院が少なくありません。

●正座をすることが多い仕事(旅館、茶道・華道関連の仕事など)
正座は大きくひざを曲げる動作のため、ひざには大きな負担がかかります。座る時は椅子を使うなど、椅子中心の生活に切り替えていただくことで、ひざへの負担は軽減されます。

●激しい動きのスポーツにも注意
急に動いたり、止まるといった突発的な動作も、実はひざに負担がかかります。仕事や日常生活ではあまりない動きだと思いますが、バスケットやサッカーなどが趣味で、かなり激しく動くという方は、症状を悪化させないために動きを控えていただくといいでしょう。

■仕事や生活に合わせた変形性膝関節症の治療をご提案
変形性膝関節症は進行性の病気です。いまはひざの水抜きで症状が改善しても、進行するとなかなか痛みが取れなかったり、ひざが動かしにくくなってきます。少しでも進行を遅らせるために、上記で挙げているような動作は避けていただくことが望ましいですが、ご質問者様のようにお仕事上の関係で難しい、という方もいらっしゃるでしょう。当院では生活のご状況を詳しく伺った上で、どんな治療プランが適しているかをご提案させていただいております。MRI検査と専門医の診断を一緒に受けられるMRIひざ即日診断もございますので、ひざのご状態が気になる場合はぜひ一度当院へご相談ください。

情報提供医師

堀越 万理子 医師(東京ひざ関節症クリニック 銀座院 院長)

医学博士/日本整形外科学会認定専門医

堀越医師の詳しいプロフィール

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