膝がよくカクンとなり怖いです。原因が知りたいです。

情報提供医師

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尾辻 正樹 医師(横浜ひざ関節症クリニック 院長)日本整形外科学会認定 専門医

5年ぐらい前から膝を捻ったときに膝がカクンとなる時が何回かあります。近所の病院ではレントゲンを撮り半月板損傷だと思うと言われ、足あげ運動をしてと言われました。そして2年ぐらい前に右膝を内側に結構捻ってしまい膝がカクンとなり立てなくなりました。今までで一番の痛みでした。その時は夜だったので次の日少し大きい病院に行きレントゲンを撮り、MRIも撮ったんですが靭帯も半月板も異常なしと言われました。その後に近所の病院に行き異常なしと伝えたところ、MRIに写らない時もあるよと言われ、やっぱり半月板損傷だと思う。関節鏡手術したかったらいつでも言ってと言われました。
膝ガクンがとても怖く、膝をなるべく捻らないように日々気を付け、あれ以来膝がカクンとはなってません。しかし、片方の膝と比べると熱感な気がするし、膝のお皿も丸くなった気がして気になってしょうがありません。病院にも行きにくく、日々悩んでます。

膝がカクンとなる原因は半月板の傷?

痛みの原因がはっきりしないと、気持ちも落ち着かないですね。
確かに、半月板損傷で膝がカクンとしたりガクッとなる違和感はよく見られる症状です。半月板は膝関節において衝撃を和らげたり動きを滑らかにする他、膝を安定させる役割も担っています。そのため半月板が傷つくと、膝が不安定になることがあるのです。また、膝は関節や骨が必要以上に動き過ぎないように靭帯で繋がっているため、靭帯損傷でも膝がカクカクしたり、急にカクンと膝崩れを起こすなどの症状が現れたりします。
ただ、病院で言われたとおっしゃる通り、MRI画像に写らない傷もあります。撮影した時の条件によっては、3mm以下の異常はMRIでは見えなくなってしまうことがあります。

膝が不安定なときの対処法

足上げ運動の指示を受けて行われてきたということですが、膝がカクンとなる症状の緩和には大腿四頭筋を鍛えるこうした方法は有効です。加えて半月板損傷や靭帯損傷である場合、これらの組織への負担を大腿四頭筋の筋力でカバーするためにも、必要なトレーニングと言えます。
足上げ運動は、椅子に座って膝をゆっくり曲げ伸ばしする、もしくは仰向けに寝そべって膝を伸ばした足を上げ下げする運動のことかと思います。他にも膝を伸ばして座り、膝下に丸めて挟んだバスタオルをつぶすように膝を伸ばすという方法も効果的です。

半月板や靭帯の傷以外に考えられる膝崩れの原因は?

膝がカクンとなる症状は、半月板損傷や靭帯損傷など以外でも起こり得る違和感です。元々の半月板の形からカクンとなりやすい方もいます。また、変形性膝関節症という膝の痛みを伴う代表的な病気でも見られる症状です。変形性膝関節症は軟骨がすり減って起こる炎症で痛みが生じるのですが、進行すると関節が変形して正常な関節や骨のバランスを維持できなくなります。すると膝関節が不安定になり、カクンとなったり、膝が横にずれるような症状が生じるのです。半月板損傷や靭帯損傷を経験している方は、変形性膝関節症の発症リスクが高い傾向にあります。

実際の膝を拝見できれば原因をお伝えできるかもしれません。MRI検査を受けられているとのことですので、もしよければ画像データをご持参のうえ受診ください。改めて検査をご希望でしたら、当院の『MRIひざ即日診断』でも対応可能です。
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