右膝が痛い原因とは?主な疾患や病院で行われる治療を解説

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右膝だけに痛みが生じると、「なぜ片側だけ痛むのだろう?」と不安になりますよね。
実は、右膝だけに痛みが出るケースは決して珍しくありません。膝痛の原因は、日常生活での体の使い方の偏りや、加齢変化による片膝への負担など、さまざまな要因が関係しています。
今回は、右膝に痛みが出る主な原因や考えられる疾患、医療機関で行われる治療法について、わかりやすく解説します。早めに原因を知り、適切に対処することで、痛みの慢性化を防ぎ、日常生活への支障を減らすことが期待できます

右膝に痛みが出る主な原因とは?

右膝だけに痛みがある場合、まず疑われるのが、日常動作における体の使い方の偏りです。階段の昇り降りや立ち上がり動作、スポーツ動作などで、無意識のうちに片側の膝に負担が集中していることがあります。

また、右膝に限局して発症する局所的な疾患が原因となる場合もあります。例えば、変形性膝関節症や半月板損傷といった膝関節の病気は、左右どちらか一方の膝から症状が始まりやすい特徴があります。

さらに、過去のケガの後遺症や、筋力低下・柔軟性不足による関節バランスの乱れも、片側の膝痛を引き起こす要因です。痛みを放置すると、反対側の膝や腰など別の部位に負担がかかり、症状が慢性化する恐れもあります。

右膝の痛みを感じたら、原因を明らかにし、早めに適切な対処を行うことが大切です。

MRIひざ即日診断では、右膝の痛みの原因を詳しく調べることが可能です。

右膝に痛みが出る主な疾患

右膝の痛みの原因として考えられる代表的な疾患は、以下のとおりです。

  • ・変形性膝関節症
  • ・関節リウマチ
  • ・半月板損傷
  • ・靭帯損傷

変形性膝関節症

変形性膝関節症は、50歳以降に多くみられる代表的な膝の疾患です。膝関節の軟骨が、加齢や使い過ぎによってすり減り、関節に炎症が起こることで痛みや腫れが生じます。

特徴的なのは動作開始時の痛みで、立ち上がりや歩き始め、階段を降りる際に痛みを感じやすく、しばらく動くと和らぐことが多い点です。

変形性膝関節症は、左右どちらか片方の膝から始まることが多く、特に膝の内側に発症しやすいとされています。日本の調査では、レントゲン上で膝関節症の変化が確認される人は、男性で約4割、女性で約6割にのぼると報告されています。

右膝に発症した場合、右脚に負荷がかかる動作で痛みが強くなり、日常生活に支障をきたすこともあります。少しでも症状が疑われる場合は、早めの受診が重要です。

関連記事:変形性膝関節症【症状・原因・ステージ別治療方針】

関節リウマチ

関節リウマチ(RA)は、自己免疫の異常によって関節に炎症が起こる疾患です。膝を含む全身の関節に痛みや腫れを引き起こします。

一般的には左右対称に症状が出やすい病気ですが、初期段階では片側の膝だけに違和感や痛みが現れることもあります。「朝起きたときに膝がこわばる」「動かしているうちに楽になる」といった症状が見られる場合は注意が必要です。

関節リウマチは進行性の病気で、放置すると関節破壊が進む可能性があります。右膝だけの症状であっても、早めに専門医へ相談しましょう。

半月板損傷

半月板損傷は、膝関節内でクッションの役割を果たす半月板が傷つくことで起こります。スポーツ中の膝のひねりや強い衝撃のほか、加齢による組織の劣化でも発症することがあります。

中高年では、明確な外傷がなくても半月板が擦り切れるように損傷する「変性断裂」が起こりやすく、片側の膝だけに痛みが出る原因となることがあります。

半月板は自然治癒しにくいため、痛みや引っかかり感が続く場合は、整形外科でMRI検査を受け、正確な診断を受けることが重要です。

関連記事:半月板損傷の症状とは?痛みの原因や治療法について解説
関連記事:半月板損傷は自然治癒しない?保存療法から手術療法まで有効な治療法を解説

靭帯損傷

膝関節を安定させる靭帯は4本あり、スポーツ中の転倒や着地の失敗、交通事故などの強い衝撃で損傷することがあります。特に前十字靭帯や内側側副靭帯の損傷が多くみられます。

右膝の靭帯を損傷すると、受傷直後から腫れと強い痛みが出現し、歩行が困難になることがあります。腫れが引いた後も、膝が不安定でぐらつく感覚が残るのが特徴です。

放置すると半月板や軟骨への二次的な損傷につながる恐れがあるため、早期の診断と治療が重要です。

関連記事:後十字靭帯損傷の放置は危険【症状・治療法・リハビリを解説】

右膝が痛いときに病院で行われる治療

右膝の痛みがある場合、整形外科では痛みの原因に応じてさまざまな治療法が行われます。基本的には、手術を行わない保存療法が第一選択となり、それでも十分な効果が得られない場合に、再生医療などの新しい治療法が検討されます。

ひざ関節症クリニックでは、MRIひざ即日診断を実施しており、その日のうちに検査結果を確認できます。痛みの原因を明確にするためにも、一度MRIで膝関節の状態を把握しておくと安心です。

ここでは、病院で行われる主な治療法について解説します。

  • ・薬物療法(内服薬・外用薬)
  • ・注射療法
  • ・再生医療
  • ・リハビリテーション
  • ・物理療法
  • ・装具療法

薬物療法(内服薬・外用薬で痛みや炎症を抑える)

薬物療法は、右膝の痛みに対する基本的な治療法です。主に内服薬によって関節の炎症を抑え、痛みを軽減します。あわせて、患部に直接作用する外用薬(湿布や塗り薬)も有効です。

膝に貼る湿布薬には冷感・温感タイプがあり、症状や時期に応じて使い分けます。医師の判断で適切な薬が処方されるため、自己判断で市販薬を長期間使い続けるのではなく、痛みが続く場合は専門医へ相談しましょう。

注射療法(注射で痛みを和らげる)

膝関節への注射療法も、右膝の痛みに対する有効な治療法のひとつです。代表的なのがヒアルロン酸の関節内注射で、変形性膝関節症の治療によく用いられます。

ヒアルロン酸製剤を膝関節内に注入することで、関節液の潤滑性が高まり、軟骨同士の摩擦を減らして痛みを和らげる効果が期待できます。通常は1週間に1回程度の頻度で複数回行われます。

また、炎症が強い場合にはステロイド剤の関節内注射が行われることもあります。ステロイド注射は即効性がありますが、頻繁に行う治療ではないため、必要最小限にとどめるのが一般的です。

関連記事:膝のヒアルロン酸注射について

再生医療(保存療法で十分な改善が得られない場合)

保存療法と手術療法の中間に位置づけられる新たな選択肢として、近年注目されているのが再生医療です。

変形性膝関節症や半月板損傷などでは、患者様自身の血液から作成した多血小板血漿(PRP)を膝関節に注入し、炎症を抑えながら損傷した組織の修復を促す治療が行われています。

「できるだけ手術は避けたい」「仕事やスポーツを続けたい」と考える方にとって、手術前に検討できる治療選択肢となります。ただし、保険適用外で費用が高額になりやすく、効果には個人差がある点には注意が必要です。

治療を検討する際は、専門医と十分に相談し、自分の症状に適した方法か判断してもらいましょう。

リハビリテーション(運動療法で筋力・動作を改善する)

右膝の痛みを改善し、再発を防ぐためにはリハビリテーションも重要です。膝を支える筋肉を鍛え、関節の動きを改善することで、膝関節への負担を軽減します。

特に重要なのが、大腿四頭筋(太もも前側)の強化です。大腿四頭筋を鍛えることで膝関節が安定し、痛みの軽減につながります。あわせて、ストレッチによる柔軟性向上や関節可動域訓練も有効です。

リハビリは病院での運動療法に加え、自宅での継続的なトレーニングも大切です。痛みの出ない範囲で無理なく行いましょう。

関連記事:【動画有り】変形性膝関節症に効く!室内で簡単にできる筋力トレーニング
関連記事:半月板損傷のリハビリ【自宅でできる13の方法】

物理療法(温熱・電気などで痛みを軽減する)

物理療法は、温熱や電気刺激などを用いて痛みの緩和や治癒促進を図る治療法です。温熱療法では血行が促進され、関節周囲の筋肉や腱が柔らかくなり、慢性的な痛みの軽減が期待できます。

一方、腫れや熱感が強い急性期には冷却療法が適しています。症状の状態に応じて使い分けることが大切です。物理療法は薬に頼らず行える、安全性の高い補助的治療です。

装具療法(サポーターや足底板で負担を減らす)

装具療法では、膝用サポーターや足底板(インソール)を使用し、膝関節への負担を軽減します。サポーターを装着することで関節が安定し、動作時のぐらつきを防ぐ効果が期待できます。

足底板は歩行時の荷重バランスを整え、右膝への局所的な負担を和らげます。扁平足などがある場合には、特に有効です。

装具は医師の指示で作製・使用するのが理想ですが、市販品も一時的なサポートとして活用できます。ただし、締め付けすぎには注意しましょう。

関連記事:膝サポーターは変形性膝関節症に効果的?【効果・選び方・デメリット】

今すぐできる右膝痛のセルフ対処法

右膝に痛みを感じた場合、軽度であれば自宅でのセルフケアによって症状が和らぐこともあります。

今すぐ実践できる主な対処法は以下のとおりです。

  • ・炎症や腫れがある場合は冷やす
  • ・湿布やサポーターで負担を減らす
  • ・太もも・膝裏・ふくらはぎのストレッチ

炎症や腫れがある場合は冷やす

右膝に腫れや熱感がある場合は、関節内で炎症が起きている可能性があります。このような場合は患部を冷やすことで、痛みや腫れを抑えられます。

氷水を入れた袋や冷却パックをタオルで包み、15〜20分程度、痛む部分に当てましょう。1日に数回、症状が強い間は繰り返します。

ただし、冷やしすぎは凍傷のリスクがあるため、皮膚の状態を確認しながら行ってください。

湿布やサポーターで右膝への負担を軽減する

症状が軽い場合や慢性的な痛みには、湿布やサポーターを活用して右膝への負担を軽減しましょう。痛みがある部分に消炎鎮痛効果のある湿布を貼ることで、皮膚から有効成分が浸透し、患部の炎症を和らげる効果が期待できます。

冷感湿布は患部を冷やす作用があるため、腫れや熱感があるときに適しています。一方、温感湿布は血流を促進するため、慢性的なこわばりや重だるさがある場合に向いています。

また、右膝関節を安定させる目的でサポーターを装着するのも有効です。膝を適度に圧迫・固定することで動作時のぐらつきが抑えられ、痛みの軽減につながります。

ただし、サポーターを長時間つけっぱなしにすると、筋力低下や血行不良を招く恐れがあります。必要な場面で使用し、適度に外すことを意識しましょう。

太ももの前側・膝裏・ふくらはぎのストレッチをする

膝の痛みがあると動かすことを避けがちですが、過度な安静は関節のこわばりを招き、症状が長引く原因になることがあります。痛みが落ち着いてきた段階から、無理のない範囲でストレッチを取り入れることが大切です。

ストレッチを行うことで、膝を支える筋肉の柔軟性が保たれ、膝関節への負担軽減や再発予防につながります。

伸ばす部位 期待できる効果 ストレッチのポイント
太ももの前側
(大腿四頭筋)
膝蓋骨の動きがスムーズになり、膝を伸ばしやすくなる 体を反らしすぎず、前ももの張りを感じる位置で止める
膝裏
(ハムストリングス)
膝が伸びやすくなり、膝への負担軽減につながる 脚をゆっくり伸ばし、呼吸を止めない
ふくらはぎ
(腓腹筋・ヒラメ筋)
血流改善により、膝への負担が軽くなる かかとを床につけ、反動をつけずに伸ばす

ストレッチは反動をつけず、痛みが出ない範囲でじんわり伸ばすのがコツです。就寝前の数分程度でも、毎日続けることで筋肉の緊張がほぐれ、膝の痛みの予防・改善に役立ちます。

下記のような膝痛改善ストレッチ動画も参考にしながら、ぜひ習慣化してみてください。

よくある質問

どのような症状があれば病院に行くべき?

以下の症状がひとつでも当てはまる場合は、整形外科を受診することをおすすめします。

・痛みが数日以上続くとき
・膝が腫れて熱を持っているとき
・膝に引っかかりやロック現象があるとき
・歩行や階段動作が困難になってきたとき

早期受診によって、痛みの原因に応じた適切な治療を受けられます。まずは
無料でんわ相談よりご連絡ください。

右膝の痛みは何科に受診したらいいですか?

基本的には整形外科を受診しましょう。
膝の痛みの多くは膝関節周辺の骨・軟骨・靭帯・腱のトラブル(変形や炎症、損傷など)によるものですので、骨や関節の専門である整形外科が適切です。

整形外科ではレントゲンやMRI、エコー検査などを用いて膝の状態を詳しく調べてもらえますし、痛みの原因に合わせた治療(薬物療法・リハビリ・注射・手術など幅広い選択肢)を提案してもらえます。

ぜひ当院のMRIひざ即日診断をご検討ください。検査に基づき、専門医が最適な治療をご提案いたします。

痛む場所によって原因は特定できますか?

痛みの原因特定自体は可能です。
ただし、膝は多くの構造が重なり合う複雑な関節で、同じ場所の痛みでも原因はさまざまあります。自己判断で原因を特定することは難しく、確定診断ができるのは医師のみです。

痛みの場所はあくまで目安として捉え、気になる症状が続く場合は、受診して検査や診察を受けることをおすすめします。

痛みの場所ごとの特徴については、以下のコラムで詳しく紹介しています。
関連記事:膝の痛みの場所【外側や内側など】から分かる!原因と痛いときの対処法

右膝の痛みが続く場合は病院で医師に相談しよう

右膝の痛みが長引く場合や、日ごとに悪化しているように感じる場合は、早めに整形外科を受診しましょう。膝の痛みは日常生活の質を低下させるだけでなく、かばいながら生活することで、反対側の膝や腰など他の部位にまで負担が広がることもあります。

医療機関では、問診や画像検査(レントゲン・MRIなど)を通して痛みの原因を特定し、症状や進行度に応じた治療を受けることが可能です。
早い段階で適切な対処を行うことで、痛みの軽減だけでなく、将来的な機能低下や手術リスクの予防にもつながります。

ひざ関節症クリニックでは、MRIひざ即日診断を行っており、片膝の痛みが気になる場合でも、原因をスピーディーに確認できます。

「そのうち治るだろう」と無理をせず、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。

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