20年前に手術した半月板損傷が再発したのでしょうか?膝の痛みと違和感が続いて不安なのですが?

情報提供医師

黒木 健文 医師(福岡ひざ関節症クリニック 院長)日本整形外科学会認定 専門医

50代女性です。最近、家事で階段を上り下りしたり、しゃがんだりする時に膝にピリッとした痛みが出るようになりました。実は20年ほど前に右膝の半月板損傷で手術を受けているのですが、最近になってまた当時の古傷が痛み出したような感覚です。
1ヶ月ほど様子を見ていますが、膝を曲げた時の違和感も強くなってきました。当時はリハビリで良くなったのですが、もし再断裂していたらまた手術になるのではないかと不安です。この痛みは再発の可能性が高いのでしょうか?

20年前に手術をされたとのこと、最近の痛みや違和感は非常に不安かと思います。現時点では断定はできませんが、半月板損傷の再発や、手術部位周辺で新たな損傷が生じている可能性も考えられます。
半月板や軟骨といった組織の状態は、一般的なレントゲン検査だけでは判断が難しいため、MRI検査で精密な評価を行うことが原因特定への近道となります。

長年の経過で生じる膝の変化と向き合う

手術から20年という歳月が経過すると、膝関節内の環境は変化します。かつての手術部位が再び傷つくこともあれば、加齢に伴い組織が脆くなり、日常の動作で新たな損傷を招くことも珍しくありません。自己判断で様子を見続けると、知らないうちに症状が進行してしまうリスクがあるため、早期の現状把握が大切です。少しでも不安を感じたら、まずは無料でんわ相談からお気軽にお問い合わせください。

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膝のピリッとした痛みや違和感に考えられる原因

考えられる原因は主に3つあります。
1つ目は半月板損傷の再発です。以前手術した部位やその周辺に再び亀裂が入ることで、階段の昇降時に痛みが生じます。
2つ目は変形性膝関節症と半月板損傷の関連です。半月板というクッションが弱まると、膝の軟骨への負担が増え、骨同士が擦れ合うような炎症が起きやすくなります。
3つ目は「半月板損傷の古傷の痛みの原因」ともなる滑膜(かつまく)の炎症です。関節を包む膜が過敏になり、しゃがむ動作などでピリッとした刺激を感じることがあります。

日常生活で今すぐ取り組めるセルフケア



1. 負荷の軽減

階段の昇降や深い屈伸など、膝を深く曲げる動作をできるだけ避けます。

2. 適切な安静

痛みが出た直後は無理に動かさず、安静を保ちます。

3. 冷却

膝に熱感や強い腫れがある場合は、15分程度氷水などで冷やして炎症を抑えます。

4. クッション性の高い靴

歩行時の衝撃を和らげるため、底の厚い運動靴を履くようにします。

5. 軽い筋力維持

痛みが出ない範囲で、椅子に座ったまま足を水平に伸ばし、5秒キープする運動を1日10回程度行います。

6. サポーターの利用

家事など動く必要がある際は、一時的にサポーターで膝を安定させます。

専門医を受診すべきタイミングの目安



【今すぐ受診】

膝が完全に伸びなくなったり曲がらなくなったりするロッキング現象が起きた場合や、膝に強い熱感・腫れがある場合。これらは緊急の処置が必要なサインです。

【近日中に受診】

今回のように1ヶ月以上痛みが続いている場合や、徐々に違和感が強くなっている場合。半月板手術後の違和感として放置せず、精密検査を検討してください。

【様子見】

一時的な痛みで、数日で完全に消失し、動きにも制限がない場合。

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精密検査と再手術以外の治療選択肢

診察ではまずMRI検査を行い、レントゲンでは映らない軟骨や半月板の細かな亀裂を確認します。治療については、再び手術を行う方法以外にも、当院では入院や手術を伴わない再生医療という選択肢を提案しています。ご自身の血液や脂肪から抽出した成分を関節内に注射し、痛みの抑制と機能改善を目指す外来治療です。当院は2015年からの累計で44,100例以上の治療実績があり、お仕事や家事で忙しく、手術を避けたいという方にも適したアプローチとなっています。患者さま一人ひとりの膝の状態に合わせた個別のメニューを提案し、アフターケアまでサポートいたします。

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不安を解消して健やかな生活へ戻るために

20年という時間は長く、膝の状態が変わることは決して不自然なことではありません。痛みが続く場合は、MRIや診察で膝の状態を把握し、原因に合った治療方針を検討することをおすすめします。当院では日本整形外科学会認定の専門医が、将来の歩行を見据えた患者様に合ったアドバイスをさせていただきます。

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