60代男性です。自営業で店舗を1人で切り盛りしており、半年ほど前から右膝の内側に痛みが出始め、立ち仕事や階段の上り下りがつらくなってきました。整形外科を受診したところ軽度の変形性膝関節症と言われ、これまでに何度かヒアルロン酸注射を受けましたが、効果は長続きしません。先日は手術も選択肢として説明されましたが、長期の入院や仕事を休む期間を確保することが難しく、できれば日帰りで受けられる治療を探しています。どのような選択肢があるのでしょうか?
注射を用いた保存療法や再生医療が代表例で、いずれも外来で完了します。
ただし適した治療は症状の進行度や原因によって異なり、診察・検査結果を踏まえて医師と相談することが大切です。
膝の治療を日帰りで受けたい方がまず押さえたいポイント
膝の痛みで治療を勧められたものの、入院や長期間の仕事の休みを取るのが難しく、できれば日帰りで受けられる方法を探したいというお気持ちはとても自然です。
実際、膝の治療には入院を必要としないものが幅広くあり、ご自身の状態に応じて治療の選択肢を整理することができます。
ただし、どの治療が適しているかは症状の進行度や原因によって異なり、医師の診察・検査結果をもとに治療方針を検討することが大切です。
長引いている膝の痛みについては、まず現状の確認から始めることが、結果として無理のない治療検討につながります。
現在の状態を確認したい方は、まずは無料でんわ相談からお気軽にお問い合わせください。
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膝の治療における「日帰り」とは具体的に何を指すのか
「日帰り治療」とは、入院を伴わずに外来で完了する治療のことを指します。
治療を受けた当日にご自宅に帰ることができ、比較的早期に日常生活へ戻れることが多いのが特徴です。
変形性膝関節症の治療では、ヒアルロン酸注射や再生医療系の注射、リハビリ、装具療法など多くの保存療法がこの「日帰り」に該当します。
所要時間も短く、その日のうちに通常の生活に戻れることが多いです。
一方で、人工膝関節置換術や高位脛骨骨切り術といった本格的な手術は数週間程度の入院やリハビリが必要となるため、日帰りでは行えません。
日帰りでの治療を希望する場合は、適した治療選択肢があるかを医師と相談することが大切です。
日帰りで受けられる主な膝の治療法
ひとくちに日帰りで受けられる膝の治療といっても、症状や進行度によって候補が変わります。
保険診療で行われる治療から自由診療の再生医療まで、まずは代表的な治療法を整理しましょう。
ヒアルロン酸注射(関節内の潤滑成分を補う)
ステロイド注射(強い炎症を一時的に抑える)
運動療法・リハビリ(筋力強化・可動域の改善)
装具療法(サポーター・足底板で負担を軽減)
PRP-FD注射(自身の血液成分を用いた再生医療)
培養幹細胞治療(自身の脂肪由来の幹細胞を活用)
保存療法の中心はヒアルロン酸注射や運動療法で、進行度が軽度〜中等度の変形性膝関節症に対して行われることが多い治療です。
痛みのコントロールと関節機能の維持を目的に、定期的な通院で続けるのが一般的です。
ヒアルロン酸注射で十分な改善が得られない場合や、ヒアルロン酸注射などの保険診療での治療で十分な改善が得られない場合の選択肢の一つとして、当院ではPRP-FDや培養幹細胞による再生医療を提供しています。
いずれも外来で完了し、入院を要しません。
適応や効果には個人差があるため、医師の診察を受けた上で検討することが大切です。
関連: 変形性膝関節症の治し方と治療ごとのメリット・デメリットの詳しい解説
日帰り治療と入院手術のどちらを選ぶかの目安
日帰り治療と入院を伴う手術のどちらが向くかは、膝の状態と日常生活への支障の程度によって変わります。
判断の目安を整理しておきましょう。
日帰り治療が中心になりやすい状態: 軽度〜中等度の変形性膝関節症/日常生活はおおむね自立している
手術が検討される状態: 進行した変形で歩行に著しい支障がある/保存療法を尽くしても改善しない
保存療法で症状のコントロールができる段階であれば、まずは日帰りで受けられる治療から始めるのが一般的とされます。
一方、変形が進行して骨同士が擦れ合うような状態になってくると、人工膝関節置換術や骨切り術などの手術が選択肢に上がります。
現在の膝の状態がどの段階にあるかは、問診やレントゲン・MRIなどの画像検査をもとに医師の診察を受けることが大切です。
手術以外の治療法について相談したい方は、専門医に相談してみるのも一つの方法です。
当院の受診を希望される方は、下記から診察予約が可能です。
関連: 変形性膝関節症の手術の費用・タイミング・術後の入院期間の詳しい解説
日帰りで膝の治療を進める前に確認したい検査と評価
日帰りで受けられる治療を絞り込むためには、現在の膝の状態を正しく把握することが欠かせません。
レントゲンでは骨の変形や関節の隙間など、骨に関する情報を確認できます。
一方で、軟骨・半月板・靭帯・腱といった軟部組織は写らず、痛みの原因がレントゲンだけでは見えにくい場合もあります。
MRIでは軟骨・半月板・靱帯などの軟部組織の状態を確認することができます。レントゲンだけでは分かりにくい部位については、MRIによる評価が治療方針を検討する際の参考になる ことがあります。
関連: 膝のMRI検査で分かることとレントゲンとの違い
この相談を見た方におすすめのQ&A
膝の治療法そのものや、入院を避けたい場合の治療の選択肢については、ほかにも近いテーマでのご相談が寄せられています。
下記のQ&Aでは、変形性膝関節症で使う注射の種類、手術以外の治療法、人工膝関節手術の実際について、それぞれ専門医が回答しています。
ご自身の状況に近いものがあれば、あわせてご確認ください。
関連: 変形性膝関節症で手術以外に痛みを改善する方法
関連: 変形性膝関節症の治療で使う注射の種類
関連: 人工膝関節手術と術後のリスク・費用・痛みについて
まとめ
膝の治療には、入院や長期休養を伴わずに日帰りで受けられる治療法があります。
ヒアルロン酸注射などの保存療法から、PRP-FDや培養幹細胞治療といった再生医療まで、いずれも外来で完了します。
外傷から1ヶ月未満の方、膝の手術後で経過観察中の方、未成年の方、歩けないほどの痛みなど緊急性のある症状がある方は、かかりつけの一般整形外科にご相談ください。
一般の整形外科で治療を受けても痛みが改善されない方、どんな治療があるのか詳しく知りたい方は、当院でMRIをもとに再生医療を含めた治療についてご相談いただけます。
関連記事: ひざ関節症クリニックの診療内容と再生医療(PRP-FD・培養幹細胞)の詳しい解説
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