60代女性です。変形性膝関節症で長く膝の痛みに悩み、整形外科で治療を受けてきました。先日、膝の痛みに対して処置を受けたのですが、数日たっても処置をした部分の傷がジュクジュクと湿った状態が続き、透明から黄色っぽい滲出液のようなものがにじんでいます。化膿していないか、このまま様子を見ていてよいのか不安ですし、これまで治療を受けても膝の痛みがなかなか良くならないことも気がかりです。膝の処置後に傷がジュクジュクするのは、放っておいても大丈夫なのでしょうか?
正常な経過か感染かは見た目だけでは見分けが難しいため、自己判断で様子を見続けず、まずは処置を受けた医療機関に相談しておくと安心です。
膝の処置後にジュクジュクするとき、まず押さえておきたいこと
膝の処置のあとに傷がジュクジュクすると、このまま治っていくのか、それとも悪化しているのかが分からず、不安になりますよね。
傷からにじむ滲出液には、治癒の過程で見られる正常なものと、感染のサインの場合があります
正常な経過か感染かは、傷の見た目や量だけでは見分けが難しいことがあります
どんな処置をしたかを踏まえて状態を確認できるのは、処置を受けた医療機関です
傷からにじむ滲出液には、治っていく過程で見られる正常なものと、感染などのトラブルのサインの場合があり、その見分けは見た目や量だけでは難しいことがあります。
ジュクジュクが続く、においや色が気になる、痛みや腫れが強くなるといった場合は、自己判断で様子を見続けず、まずは処置を受けた医療機関に相談しておくと安心です。
傷の状態に関しては処置を受けた医療機関へお問い合わせください。
また、膝関節の痛みについてのご相談であれば、お気軽にお問い合わせください。
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膝の処置後の傷がジュクジュクと滲み出るときに考えられる主な原因
ジュクジュクする原因は、傷の治り方によるものと、感染などのトラブルによるものに大きく分けて考えると整理しやすくなります。
どんな処置を受けたか、いつから症状が出ているかによっても、考えやすい原因は変わってきます。
正常な治癒過程の滲出液:傷が治る途中で透明から淡い黄色の液がにじむことがあり、量が少しずつ減っていくのが一般的です
細菌感染:傷の周囲の発赤・腫れ・熱感が強まり、黄色から緑色の濁った膿やにおいを伴うことがあります
被覆材やテープによる刺激・かぶれ:貼り薬や汗の刺激で、傷のまわりの皮膚がジュクジュクすることがあります
関節内の炎症や水たまり:処置をした膝の関節そのものに炎症が残り、腫れや熱感が出ることがあります
これらは見た目が似ていることもあり、ご自身で正常な経過か感染かを見分けるのは難しいとされています。
とくに膝は曲げ伸ばしで動かす機会が多く、傷に負担がかかりやすい部位です。
気になる変化があるときは、処置を受けた医療機関で確認してもらうと安心です。
膝の処置後にジュクジュクするときの対処と避けたいこと
傷がジュクジュクしていると、家でどうケアすればよいか迷いますよね。
基本は傷を清潔に保ち、処置のときに受けた指示に沿って様子をみることです。
傷のまわりを清潔に保ち、処置時に受けた指示(被覆材の扱い・入浴の可否など)を守る
傷を強くこすったり、自己判断で市販の軟膏や消毒薬を塗ったりしない
膝に強い負担がかかる動作を控え、無理をしないようにする
ジュクジュクの量・色・におい、腫れや熱感の変化を観察しておく
市販薬で対処しようとすると、かえって傷の状態が分かりにくくなることがあります。
処置の内容によって適したケアは異なるため、自己判断で処置を変えず、処置を受けた医療機関の指示のもとで対応しましょう。
膝の腫れや熱感が出ているときの考え方は、こちらの解説も参考になります。
関連: 膝の腫れや熱感が出たときの原因別の対処法
膝の処置後のジュクジュクで受診を考える目安
「もう少し様子を見てよいのか、相談したほうがよいのか」の線引きは、ご自身では判断しづらいものです。
次のような目安を参考にしてください。
すぐに相談・受診:発熱を伴う、膿や強いにおいがある、傷の周囲が赤く腫れて熱感や強い痛みがある、ジュクジュクが急に増えた場合
近いうちに相談:滲出液が数日たっても減らない、傷の治りが遅いと感じる、不安が強い場合
経過をみる:滲出液がごく少量で徐々に減り、痛みや腫れがない場合
感染が疑われるサインがあるときは、早めに処置を受けた医療機関を受診してください。
我慢して様子を見続けると、症状が長引くことがあるとされています。
とくに発熱や膿を伴う場合や、膝の手術・処置のあとで経過観察中の場合は、まずは処置や手術を受けた医療機関にご相談いただくのが安心です。
膝の処置後に行う検査と、痛みが続くときの治療の選択肢
傷が落ち着いたあとも膝の痛みが残ると、どう対応すればよいか迷ってしまう事があるかと思います。
傷のトラブルと、もともとの膝の痛みは分けて考えると整理しやすくなります。
傷の状態については、処置をした医療機関で、視診・触診・問診を中心に、必要に応じて血液検査なども含めて確認されます。
一方で、傷が治っても膝の痛みそのものが続く場合は、その背景に変形性膝関節症等、膝関節内部に問題が隠れていることもあります。
症状が軽い段階では運動療法や物理療法、注射といった保存療法が基本となることが多いとされます。
これらを続けても十分に改善しない場合には、当院では手術不要な再生医療の選択肢もご案内しています。
膝の痛みの原因は、レントゲンだけでは分かりにくいこともあり、症状によってはMRIなどさらに詳しい検査をすることになる可能性もございます。
まずはお膝の状態をしっかり確認し、適切な治療を選択することが大切です。
関連: PRP-FDによる再生医療の治療概要
膝の処置のあとも痛みが続くときの次の一歩
傷の状態が落ち着いても、膝の痛み自体が長く続いていると、この先どうすればよいか気がかりですよね。
これまで整形外科で治療を受けても痛みが思うように改善しない方や、手術以外の選択肢も含めて治療について詳しく知りたい方は、一度、膝の状態を詳しく確認し、ご自身に合った治療法について相談してみるのも選択肢の一つです。
当院では、MRIをもとに膝の状態を確認したうえで、PRP-FDを含めた再生医療の適応や効果の見込みをご案内しています。
まずは受診を検討したい方は、診察予約からご相談いただけます。
この相談を見た方におすすめのQ&A
膝の処置や手術のあとの過ごし方、治療を受けても残る膝の痛みについては、次のようなご相談も多く寄せられています。
ご自身の状況に近いものがあれば、あわせて参考にしていただけます。
処置や手術のあとの不安は、似た悩みを抱える方も少なくありません。
関連: 膝の注射治療のあとの過ごし方と入浴の注意点
関連: 人工膝関節手術の術後に知っておきたいこと
関連: 片方の膝の手術後に反対側が痛むときの考え方
まとめ
膝の処置後に傷がジュクジュクするのは、正常な治癒過程の滲出液のことも、感染などのサインのこともあり、見た目だけでは判断が難しいものです。
発熱や膿、強い腫れ・熱感を伴うときや、傷の治りが気になるときは、まずは処置や手術を受けた医療機関にご相談ください。
膝の手術後で経過観察中の方や外傷の処置を受けた直後の方、未成年の方などは、かかりつけの整形外科にご相談ください。
傷が治っても膝の痛みが改善しない方は、当院でMRIをもとにPRP-FDを含めた再生医療についてご相談いただけます。
関連記事: ひざの痛みの原因・症状・治療法の解説
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