40代女性です。普段の家事で床掃除をする際、四つ這いになって膝をつくとピリッとした激痛が走るようになりました。この症状は1ヶ月ほど前から続いています。先日、近くの整形外科を受診してレントゲンを撮ってもらったのですが、骨には異常がないと言われ、湿布を渡されただけで終わってしまいました。しかし、一向に痛みが引かず、毎日の家事に支障が出ていて困っています。ネットで調べると膝蓋前滑液包炎という病気もあるようですが、このように膝をつくと痛い場合、本当の原因は何だと考えられるのでしょうか?
まず押さえるポイント
骨に異常がないのに痛みが続く場合、骨以外の組織に原因が隠れている可能性があります。レントゲン検査は骨の異常を調べるのに適していますが、半月板(膝のクッション)や軟骨、滑液包の炎症などはレントゲンだけでは正確に判断できません。少しでも不安を感じたら、まずは無料でんわ相談からお気軽にお問い合わせください。考えられる原因
四つ這いで膝が痛い原因として、まず考えられるのが膝蓋前滑液包炎です。膝のお皿の前にある滑液包(摩擦を減らす袋)が、床との摩擦や圧迫で炎症を起こしている状態です。次に、軟骨がすり減る変形性膝関節症の初期症状である可能性も考えられます。40代以降になると、長年の負担が蓄積して痛みとして現れやすくなります。また、膝の靭帯や腱の付着部の炎症も考えられます。特定の姿勢をとった時だけ痛みが生じる場合は、こうした軟部組織の微細な損傷が原因となっていることも少なくありません。今すぐできる対処
1. まずは四つ這いや膝立ちなど、直接膝に体重がかかる姿勢を避けてください。2. どうしても床掃除などで膝をつく必要がある場合は、膝当て(サポーター)や柔らかいクッションを敷いて圧迫を減らしましょう。
3. 痛みが強い時は無理に動かさず、安静にすることが基本です。
4. 正座や深くしゃがみ込む動作も膝への負担が大きいため、椅子での生活を中心にするのがおすすめです。
5. 入浴等で温めても痛みが悪化する場合は、炎症が強いサインの可能性があるため長風呂は避けてください。
受診の目安
膝をついた際に激痛が走るだけでなく、常に強い腫れや熱感がある、体重がかけられない(荷重不可)、急な発熱を伴うといった緊急受診サインがある場合は、今すぐ整形外科を受診してください。今回のように痛みが1ヶ月ほど続いており、日常生活に支障が出ている場合は、近日中の受診をおすすめします。サポーターなどで痛みが一時的に和らぐ場合は少し様子を見ることもできますが、自己判断で放置すると症状が悪化することもあるため注意が必要です。検査で分かること・治療の選択肢
膝の痛みを根本的に解決するためには、レントゲンだけでなくMRI検査が非常に役立ちます。MRIでは、レントゲンでは見えない軟骨や半月板、滑液包といった組織の状態を詳細に確認できます。治療の選択肢としては、初期であれば生活指導やリハビリなどの保存療法が一般的ですが、状態によってはヒアルロン酸注射などが行われます。当院では、事前にMRI検査で膝の状態を詳しく確認し、入院や手術を伴わない再生医療(外来での関節内注射や関節外注射)などの選択肢を含めて、患者様お一人おひとりに適した治療をご提案しています。次の一歩
当院は完全予約制で、初診では特に丁寧に診察時間を確保しております。痛みが続く場合は、MRIや診察で膝の状態を把握し、原因に合った治療方針を検討することをおすすめします。事前の「MRIひざ即日診断」などで、まずは痛みの原因をしっかり見極めることから始めてみてはいかがでしょうか。
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