膝の幹細胞治療を受けたあと、痛みはどのような経過をたどるのでしょうか?

情報提供医師

大水 信幸 医師(札幌ひざ関節症クリニック 院長)日本専門医機構認定 整形外科専門医

60代女性です。数年前から膝の痛みがあり、整形外科で変形性膝関節症と診断されました。ヒアルロン酸注射やリハビリを続けてきましたが思うように改善せず、膝の幹細胞治療を検討しています。実際に受けた方の経過を調べると、すぐ痛みが取れる人と数ヶ月かかる人がいるようで、自分の場合はどう変化するのか不安です。膝の幹細胞治療を受けたあと、痛みはどんな経過をたどるのでしょうか?

膝の幹細胞治療後の痛みは、治療後数週間で効果を実感していただける場合と、数週間から数ヶ月かけて段階的に軽減していく場合があり、症状や治療内容によって経過は異なるとされています。
レントゲンだけでは効果や治療適応を判断しにくいケースもあるため、当院ではMRIなどの検査結果に加え、症状や生活背景を総合的に評価し、期待できる効果や限界についてご説明しています。

膝の幹細胞治療後の痛みでまず押さえたいポイント


治療を検討するうえで「痛みがいつ・どう変わるのか」が見えないのは、それだけで不安が大きくなりますよね。
幹細胞治療では、痛みや機能の改善が期待される一方、効果の現れ方や持続期間には個人差があります。
幹細胞治療にも、一般的な関節注射と同様に、痛みや腫れ、内出血、感染などのリスクがあります。

少しでも気になる症状や経過の変化があれば、まずは無料でんわ相談からお気軽にお問い合わせください。

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膝の幹細胞治療後に痛みが続く・経過が気になる主な原因


治療後しばらくしても痛みが思うように軽くならないと、「治療が効いていないのでは」と感じてしまいますよね。
注射後に一時的に出る反応性の腫れや違和感
軟骨や半月板の損傷が進んでおり、効果実感まで時間が必要なケース
受けた治療内容や適応評価の差
体重・筋力・日常の負荷量など治療外の要因

実際には痛みの感じ方には複数の要因が関わっており、必ずしも治療が無効というわけではないケースが少なくありません。
注射の直後は穿刺部の違和感や軽い腫れが出ることがあり、これは数日から数週間で落ち着くとされています。
変形性膝関節症の進行が中等度以上の場合、軟骨や半月板の状態によっては、効果がはっきり感じられるまでに数ヶ月かかるケースもあると考えられます。
再生医療には複数の治療メニューがあり、当院では再生医療を行っていますが、症状の程度や変形の進行度、アライメント異常の有無、半月板損傷の状態などによって、期待できる効果は異なります。
関連: 膝関節の痛みの仕組みと原因の詳しい解説

膝の幹細胞治療後に自宅で気をつけたい経過観察のポイント


治療を受けた直後は「動いていいのか」「無理をしてはいけないのか」と判断に迷う方も多いと思います。
治療を受けた医師の指示(運動制限・冷却・歩行)を優先する
痛みの出やすい動作を避ける
長距離歩行や階段昇降を急に増やさない
体重・筋力・姿勢など関節への日常的な負荷を見直す
継続してリハビリを行うこと

経過を正しく把握しやすくするために、自宅では次のポイントを意識しておくと、次回診察での状態説明にも役立ちます。
経過観察中は「いつ・どんな動作で・どの程度痛むか」を簡単に記録しておくと、ご自身の感覚と実際の変化を整理しやすくなります。
強い負荷や急な運動量の変化は、痛みの再燃や治療効果の見えにくさにつながることがあるため、生活動作のなかで段階的に調整していくのが重要です。

幹細胞治療後も、医師や理学療法士の指導のもとで運動療法や体重管理を継続することが、症状改善につながる可能性があります。

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膝の幹細胞治療の効果実感の目安と検査でわかること


効果がいつ出るのかを正確に予測することは難しいものの、当院では専門医による適切な検査をうけることで、おおよその効果の見込みをお伝えしています。
再生医療の効果実感までの時期には個人差があり、治療後1~3か月頃から症状の変化を評価し、その後数ヶ月経過を追うことが一般的です。
ただし、変形性膝関節症や半月板損傷の状態はレントゲンだけでは判断しにくいため、詳しく評価する場合にはMRIが用いられるのが一般的です。
当院では事前のMRIで膝の状態を確認し、治療適応や経過の見通しを症状、身体所見、年齢、生活背景などを医師の診察をもとに総合的に判断しています。
関連: 培養幹細胞治療(再生医療)の特徴と治療の流れ

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下記のQ&Aでは、年齢別の幹細胞治療の検討、注射治療後の生活上の注意点、手術以外の治療の考え方について、それぞれ専門医が回答しています。
関連: 高齢の家族が培養幹細胞治療を検討する際の考え方
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まとめ


膝の幹細胞治療後の経過には個人差があり、数週間から数か月かけて痛みの軽減を実感する方もいます。
一方で、十分な改善が得られない場合もあるため、治療の効果や限界、副作用について十分な説明を受けたうえで検討することが大切です。
一般の整形外科で治療を受けても痛みが改善されない方や、まず再生医療を含む治療について詳しく知りたい方は、当院のMRI即日診断で治療適応や経過の見通しをご相談いただけます。
関連記事: ひざ関節への培養幹細胞治療の効果とデメリットの解説

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