50代女性です。1ヶ月ほど前から、立ち上がりや階段の上り下りで右膝の内側に痛みを感じるようになりました。最初は数日で治ると思って湿布でしのいでいましたが、まったく良くなる気配がなく、整形外科を受診したところレントゲンでは大きな異常はないと言われ、湿布と痛み止めで様子見になっています。仕事も家事も続けているせいか、痛みが日に日に気になり、このまま放置していいのか不安です。1ヶ月続く膝の痛みは、何が原因として考えられるのでしょうか?
レントゲンに大きな異常がなくても、軟骨や半月板の状態は別の検査でないと見えにくいため、改善しないまま1ヶ月が経過している場合は、再度医療機関に相談することをお勧めします。症状によってはMRIなどさらに詳しい検査をすることになる可能性もございます。
膝の痛みが1ヶ月続くときにまず押さえたいポイント
膝の痛みが1ヶ月以上続いていると、「このまま放置していいのか」「悪い病気が隠れているのではないか」と不安になりますよね。まず押さえておきたいのは、軟骨や半月板といった膝関節の内部組織は、レントゲンに異常として映りにくいという点です。
整形外科でレントゲン異常なしと言われていても、痛みが1ヶ月続いている場合は、別の検査で原因が見えてくることが少なくありません。
少しでも不安を感じたら、下記の無料でんわ相談からお気軽にお問い合わせください。
1ヶ月続く膝の痛みで考えられる主な原因
1ヶ月以上症状が続いている場合は、自然に改善する一時的な痛みではなく、何らかの原因が持続している可能性があります。変形性膝関節症の初期(軟骨のすり減りなど関節の加齢性変化)
半月板損傷(ひっかかり感・膝崩れ)
鵞足炎などの腱・靭帯の炎症
慢性的な滑膜炎(関節内側の炎症)
その他にも骨の障害や炎症性疾患などが原因となることがあります。
レントゲンで大きな異常が出にくいケースでも、下記のように軟部組織のトラブルが背景に隠れていることが考えられます。
50代以降では、軟骨のすり減りが始まる変形性膝関節症の初期に該当することが多く、立ち上がりや階段の上り下りで痛みが出るのが特徴とされます。
ひねった覚えがなくても、加齢で傷みやすくなった半月板に小さな亀裂が入り、引っかかり感や膝崩れにつながっているケースもあります。
立ち仕事や運動の機会が多い方では、膝の内側の腱が炎症を起こす鵞足炎が長引いていることもあり、こうした腱の炎症はレントゲンには映りにくい原因とされています。
関連:膝関節の痛みの仕組みと原因の詳しい解説
1ヶ月続く膝の痛みに自宅でできる対処と避けたい行動
1ヶ月続いている膝の痛みは、急性期と慢性期の中間にあたるため、安静と運動のバランスを取った対処が大切です。医療機関の指示のもと痛みの程度に合わせて段階的に進めましょう。
腫れや熱感が強い時期は冷却が有効な場合があります。一方、症状が落ち着いている場合には軽い運動やストレッチが役立つこともあります。
腫れや熱感が残っているときは、保冷材を薄手のタオルで包んで15分ほど膝に当てる方法が、一般的にすすめられています。
落ち着いてきたら、太もも前後の筋肉をやさしく伸ばすストレッチや、椅子に座ったまま行う膝伸ばし運動など、関節に強い負担をかけにくい運動を少しずつ取り入れていきます。
反対に、痛みを我慢して長時間歩く・正座を続ける・痛む側に強く荷重するスクワットなどは、症状を長引かせる可能性があるため避けたい行動です。
関連:膝の痛みを和らげる自宅でのストレッチと対処法
膝の痛みが1ヶ月続くときの受診の目安と緊急サイン
膝の痛みが1ヶ月も続いている時点で、すでに受診を検討する目安に達していると考えていただいて構いません。体重をかけられない・歩行が難しい(早急に受診)
強い腫れ・熱感・ロッキング感がある(早めに受診)
外傷後の強い痛みや発熱を伴う(早めに受診)
日常生活や仕事に支障が出ている(近日中に受診)
特に下記のサインがある場合は、自然に治るのを待たずに、整形外科や膝の専門医への相談を検討してください。
明確な緊急サインがなくても、1ヶ月続いて改善しない・徐々に悪化している・休んでも痛みが残るといった状態は、原因の整理と治療方針の検討が必要なタイミングです。
「もう少し様子を見ようか」と迷われる方も多いですが、原因をはっきりさせることで治療の選択肢が広がります。
受診を検討される方は、下記から診察予約が可能です。
1ヶ月続く膝の痛みで行う検査とMRIで分かること・治療の選択肢
1ヶ月続く膝の痛みでレントゲンで明らかな異常が指摘されなかった場合、次のステップとして役立つのが軟部組織を詳しく評価できるMRI検査です。レントゲンでは骨の変形や関節の隙間が、MRIでは半月板・軟骨・靭帯・滑膜などの状態が分かるとされており、それぞれ得意とする情報が異なります。
治療は、薬物療法・ヒアルロン酸注射・リハビリ・装具療法などの保存療法が基本となります。
これらでコントロールが難しい場合や、手術には踏み切りたくないという方の選択肢として、PRP-FDや培養幹細胞を用いた再生医療が用いられることもあります。
MRIでは、半月板損傷や軟骨障害、滑膜炎など、レントゲンでは分かりにくい変化が見つかることがあります。
長引くひざ痛にお困りの方は、是非当院へご相談ください。
適応や効果には個人差があるため、医師の診察を受けた上で検討することが大切です。
1ヶ月続く膝の痛みの原因を画像で見えやすくする観点から、MRI検査の予約は下記からお進みいただけます。
関連:変形性膝関節症の最新治療と再生医療の解説
この相談を見た方におすすめのQ&A
1ヶ月続く膝の痛みと近いお悩みについて、他の相談事例もご参考になります。下記のQ&Aでは、休むと治る膝の痛みを放置していいか、レントゲンや血液検査で異常が出ないのに痛みが続く場合の原因について、専門医がそれぞれ詳しく回答しています。
ご自身の状況と近いものがあれば、あわせてご確認ください。
関連:休むと治る膝の痛みと変形性膝関節症の初期症状の見分け方
関連:検査で異常が出ないのに膝の痛みが続くときの考えられる原因
まとめ
膝の痛みが1ヶ月続く背景には、変形性膝関節症の初期、半月板損傷、鵞足炎、慢性的な滑膜炎など、レントゲンには映りにくい原因が複数考えられます。安静にしても改善しない・徐々に悪化しているといった場合は、MRIで原因を整理し、保存療法から再生医療まで含めた治療の選択肢を確認することが大切です。
整形外科で経過を見ているものの痛みが続いていて手術は避けたい方、まずどんな治療があるのか詳しく知りたい方は、当院でMRIをもとに膝の状態を確認しながらご相談いただけます。
関連記事:ひざ(膝)の痛みの原因・症状・治療法を網羅的に解説
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