40代男性です。半年ほど前から健康のためにジムで筋トレを始め、スクワットなど脚を使うメニューのあとに膝の内側やお皿の下が痛むようになりました。歩くのに支障はないのですが、トレーニングのたびに同じ場所が痛むのが気がかりです。以前整形外科を受診してレントゲンを撮りましたが大きな異常はなく、しばらく様子を見るよう言われました。鵞足炎や使いすぎではないかと自分でも調べていますが、原因がはっきりせず不安です。このまま筋トレを続けても大丈夫なのでしょうか?
同じ動作のたびに痛みを繰り返す場合は、自己流で負荷を調整するより、いったん医療機関で原因を確かめるのが安心です。
レントゲンだけでは分かりにくいこともあるため、診察を受けて判断してもらうことをおすすめします。
筋トレ後に膝が痛むときにまず押さえておきたいこと
トレーニングを頑張っているのに膝が痛むと、このまま続けてよいのか不安になりますよね。
まずは焦らず、痛みの出方とご自身の状態を整理することから始めましょう
筋トレ後の膝の痛みは、運動による負荷や使いすぎが関係していることが多いとされますが、痛む場所や経過によって考えられる原因は異なります。
何度も同じ場所が痛む、休んでも繰り返すといった場合は、自己流でトレーニングを調整する前に、一度医療機関で状態を確認しておくと安心です。
原因が分からず不安なときは、まずお気軽にご相談ください。
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筋トレ後に膝が痛むときに考えられる主な原因
膝のどこが、どんなときに痛むかによって、考えられる原因は変わってきます。
代表的なものを整理しました。
鵞足炎:ひざの内側下方が痛む。使いすぎで起こりやすい炎症です
膝蓋腱炎(ジャンパー膝):膝のお皿の下が痛む。ジャンプやスクワットの繰り返しで負担がかかります
腸脛靭帯炎(ランナー膝):膝の外側が痛む。脚を使う運動の使いすぎで起こりやすいとされます
フォームや負荷のかけ方:過度な負担がかかる動作や、急に負荷を増やしたことが引き金になることがあります
変形性膝関節症の初期:年齢や使い方によっては、軟骨の変化が背景にあることもあります
これらは痛む場所や運動内容から見分けの手がかりになりますが、複数の要因が重なっていることも少なくありません。
特に膝の内側の痛みは鵞足炎、お皿の下はトレーニングによる腱への負担が関係しやすいとされますが、自己判断で決めつけず、気になる場合は医療機関で確認すると安心です。
痛みが強くなる、腫れや熱を伴う、といった変化があるときは無理をしてトレーニングを続けないことが大切です。
関連: 膝の内側に起こる鵞足炎の原因と対処法
筋トレ後の膝の痛みに自分でできる対処と避けたい行動
痛みが出たときは、悪化させない工夫をしながら様子をみることが基本です。
以下を参考に、ご自身の状態に合わせて取り入れてみてください。
痛みが出た直後は運動を中止し、患部を冷やして安静を保つ
痛む間は、痛みを誘発する種目や負荷を一時的に控える
運動前後のウォームアップとストレッチで、太ももやふくらはぎの柔軟性を保つ
フォームや重量設定を見直し、急に負荷を上げないようにする
必要に応じてサポーターで膝を保護する
痛みを我慢して同じトレーニングを続けると、炎症が長引いたり悪化したりすることがあるとされています。
運動の再開や負荷の調整は自己判断で進めず、痛みが続く場合は医療機関の指示のもとで段階的に行うと安心です。
症状が軽くならない、あるいはトレーニングのたびに繰り返す場合は、原因に応じた対応が必要になることもあります。
避けたい行動や対処の詳細は、こちらの解説も参考になります。
関連: 膝が痛いときに避けたい行動と対処法
筋トレを続けてよいか迷うときの受診の目安
「休めば治るのか、続けても平気なのか」の線引きは、ご自身では判断しづらいものです。
次のような目安を参考にしてください。
すぐに受診:強い腫れや熱感、荷重をかけられない、膝が引っかかって動かない(ロッキング)、外傷後の強い痛み、発熱を伴う場合
近いうちに受診:休んでも痛みが引かない、トレーニングのたびに同じ場所が痛む、日常動作でも痛みが出る場合
経過をみる:軽い痛みで運動後に短時間で治まり、繰り返さない場合
強い腫れやロッキング、荷重がかけられないほどの痛み、発熱を伴うときは、急を要するサインのため早めに整形外科を受診してください。
一方で、休んでも繰り返す痛みや、原因がはっきりしない痛みが続く場合は、トレーニングを続けてよいかを含め、一度医師の診察を受けて判断してもらうのが安心です。
気になる症状が続く場合は、専門の医療機関で相談してみることをおすすめします。
筋トレ後の膝の痛みで行う検査と治療の選択肢
原因がはっきりしないと、どんな対応をすればよいか迷いますよね。
医療機関では、状態に応じて次のような検査や治療が検討されます。
鵞足炎や腱の炎症は、視診・触診・問診を含めた診察で総合的に判断されます。
炎症が中心であれば、安静や運動療法、物理療法などの保存療法が基本となることが多いとされます。
保存療法で十分な改善が得られない場合には、当院ではPRP-FDなどによる再生医療という選択肢もご案内しています。
原因によっては、レントゲンだけでは分かりにくい部分もあり、症状によってはMRIなどさらに詳しい検査をすることになる可能性もあります。
関連: 再生医療による膝の痛みへのアプローチ
この相談を見た方におすすめのQ&A
同じように運動後の膝の痛みや、原因のはっきりしない痛みでお悩みの方からは、次のようなご相談も多く寄せられています。
気になるものがあれば、あわせてご覧ください。
ご自身の状況に近いものを参考にしていただけます。
関連: 運動後に続く膝の痛みと湿布の使い分け
関連: 膝のお皿の下の違和感は放置してよいか
関連: 検査で異常がなくても膝の痛みが続くとき
まとめ
筋トレ後の膝の痛みは、使いすぎによる炎症のほか、フォームや負荷、軟骨の変化など原因はさまざまです。
繰り返す痛みや原因のはっきりしない痛みは、自己判断で運動を調整するより、医療機関で確認しておくと安心です。
一般の整形外科で治療を受けても痛みが改善されない方、まずどんな治療があるか知りたい方は、当院でMRIをもとにPRP-FDを含めた再生医療をご相談いただけます。
なお、強い腫れや荷重をかけられないほどの痛み、外傷直後や未成年の方などに当てはまる場合は、かかりつけの整形外科にご相談ください。
関連記事: 膝が痛くなるさまざまな原因の詳しい解説
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